ガソリン価格高騰の中で
10月は毎回そうですが、車両の登録月でもある為、今回は12ヶ月点検で泊まりの入庫となります。加えて推奨のバルブクリアランスの点検。前回の60,000km時には調整まで必要でしたが、、今回は点検のみで済んで一安心です。工場側曰く「馴染んできた」そうですが、エンジンを高温状態で切らない様に気を付けていたのも幸いしているかもしれません。
非常事態宣言が開けたその週末、半年以上会えてなかった実家の両親に会いに行きました。今までなら、満タン補充後に「換算値」を出して、経済性をアピールしたい所ですが、今回からは気しない事にしました。特に秋から春にかけての時期、私の帰省は追い風に押されて快適な往路に比べて帰路は風速10m/秒にもなる向かい風に正面から突き進んで行くシビアな条件。軽トラのガス車で流れに合わせて起伏もそこそこの高速をひた走るのは、実を言うとストレスを感じていたのも確か。
もう一つがエコ・ステーションの減少。毎回補給を当て込んでいたSA内のスタンドも休業となり、しかもそこを通過した直後にガスが切れてガソリン運転に切り替え。出発時に最寄りのステーションに寄ってから往復約180kmの帰省を日帰りで済ませるには、春から改定された都市部の高速道路の距離制料金のお陰で、著しく不経済な区画の走行まで強いられるといった有様等など。(ETC車載器を追加装備出来る程、クルマに電力の余裕が残ってないのは以前にご説明した通り。)
こうなって来ると、全てのシチュエーションを軽トラのガス車でこなすのはもう無理なんじゃないかなぁ?とか思う事もままありますが(何より4人乗れない)、何より仕事の為の車ですからそこは我慢。そして「やっぱり良かったぁ」と思わせてしまうのが、昨今のガソリン価格の高騰。勿論天然ガスの価格も上がってはいますが、ガソリン程ではないです。月末に計算している「換算値」との差額(もしガソリンだけで走った時と、どれ位の節約になったであろう予想値)は単月で遂に1万円近くに及びました。
(流石に1日辺りでも倍以上の距離を、「ガス専用車」で走って数万円と浮かしていた頃には敵いませんが)
因みにですが、少なくとも私が天然ガス自働車を使用し始めた頃からの記録を見ても、ガスの単位辺りの価格がガソリンのそれを上回った事は一度もありません。しいていうなら昨年(2020年)の中頃辺りに数円程度まで接近した際に殆ど節約効果を得られない位にまでにはなりましたが、年単位のスパンで見ると例年通り、という結果でした。
ただ、今回のガス価格の上昇が中国での需要が増えている為と、これまでとは異質なのが少々気になってはいます。政府の指す「クリーンエネルギー」に、天然ガスという言葉が相変わらず聞こえない事も(笑)。
11月は寒さが増して来てガソリン走行の時間が増えますから、多分今月だけの事とは思いますが、環境だけでなくお財布にも優しい。まだまだ乗り続けるつもりです。
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