ガス車なのに?「 WAKO’S(ワコーズ)フューエルワン」投入

2020年を迎えてから随分と間が空いてしまいましたが(汗)昨年末の繁忙期を無事に終える事ができました。

年末の業務を終えて帰省したその日。早速家族を無理やり誘って好物のカキを。

というより、何と行っても「暖冬」の影響でしょう。年末年始の約2ヶ月を通じて積雪どころか路面凍結にも見舞われず高速道路の閉鎖も一切ナシ、未だにスタッドレスを1日も履いていないというのは、この仕事を始めてから初めての経験です(それはそれで助かるのですが)。巷では早くも「雪解け水不足」(積雪が少ない=春の雪解け水が少ない)なんて事も心配されている状況。温暖化による深刻な影響が年を追って大きくなってきています。

元日の午前、お気に入りの海辺にて。海岸には「初釣り」「初乗り」(サーフィン)の人もちらほら。一見のどかな風景だが、海に近づく程風が強くて立ってられない位。写真を撮って早々に退散。

 

4年目に入った私とハイゼット・CNGバイフューエル車との日々。距離は既に64,000kmに達し、大切に乗ってはいてもやはり「疲れ」が見え始めて来たのも確か。
一番目立って来たのが「車高」です。旧S200Vに乗っていた時と同じ様に、ガス補給をしてながら定点を見つめていると、明らかに2cm程車体が浮くのが解ります。だからガスが減っている時は路面が近いから少し煩いかな?と感じる位。ネットで調べると、都市ガスの比重は空気と比べると約0.65だそうで、水素(約0.09)やヘリウム(約0.18)の様に飛行船を飛ばせる程では無いにせよ(笑)多少モノを浮かせる力はある様です。



年が明けて仕事が閑散期に入ると、毎度の様にエンジンの健康状態が気になり始めます。明らかにアイドリングが乱れ、バックミラー越しに見る後方もリアハッチが震えているのが分かる程。明らかに使用する状況が起因していますが、暖冬とはいえ寒い時期の極端な連続短距離運転で、始動時のエンジンにはガソリンの濃い混合気が送られっ放し。特に点火プラグが汚れてうまく火花がキレイに飛んでいないのが手に取る様です。以前回っていた丘陵地の宅配では1件あたりの距離も長かった為かこんな事は皆無でしたから。お正月休みの約200kmに渡る帰省の往復の際、高回転高速走行で多少は回復するかと思っていたのですが、暫くしたら元通り。

また、エンジンの為をと思って「冷間時には洗浄効果を狙ってプレミアムガソリンを」としていたのも裏目に出ている様です。通常の使用ならともかく、余りに短距離の連続だとくすぶるなという方が無理かもしれません。クルマ自体がノーマルより重い分、アクセルも余計に踏み込み勝ちですから。
という訳で、ガソリンは「寒くてもレギュラー」に戻しました。
一応、3級ですが自動車整備士の国家資格も持っており、自分でプラブを外してワイヤーブラシで掃除してみようかとも思いましたが、何せ私がクルマをいじっていたのはもう30年以上も昔の話。プラグコードさえ外せば点火プラグがすぐ見えていた当時と違い、今時のエンジンと来たらやたら複雑になってて、プラグ1本外すのも大変な作業、ブランクの長い私が休日にやるにはリスクが大き過ぎる様な気がして(戻せなかったでは済まない)、結局考えたのが、ガソリンに加える添加剤系で対応できないか。

ハイゼットカーゴのエンジン周り

ハイゼットカーゴのプラグ周り。ちょっと画像を小さくし過ぎましたが、中央の、2,3と数字が書かれたキャップの奥にプラグがあります。狭く、取付部品やコネクタだらけ。イキナリ作業はちょっと危険と判断。

 

結局みつけたのが、WAKO’SというメーカーのF-1 フューエルワンという清浄系燃料添加剤。
WAKO’Sというケミカルメーカーは、特にモータースポーツの世界では安定した信頼を得ており、かくいう私も遠い昔、ゴーカートでサーキットを走り回っていた頃はショップの勧めで常に2サイクル混合用のオイルを使用していました。現在でも身近に「鈴鹿8時間耐久」にプライベートチームで参戦する友達がおり、「オイルは何使ってるの?」と尋ねた所、やはりWAKO’Sとの事。

ワコーズの「フューエルワン」

 

ただどこのカー用品店にでも置いてあるというものではなく、あるのは限られた販売店かネットのみ。すぐにでも試したかったので、市内の販売店を探し、2軒目でヒットして購入。すぐさま最寄りのスタンドでフューエルワンを入れた後に、濃度1%未満を確保する為に20Lを給油(入れてる写真を撮りたかったけど、今時珍しいノンセルフだった(笑))CNGのシステムをOFFにして、昼間でも比較的流れの良い郊外の環状線を主に約50kmを、ガソリンのみでドライブしてみました。

スタンドを出て、最初のアクセルひと踏みでこそ、異物?を入れたれたエンジンが驚いたのかグズつく事もありましたが、後は至って快適そのもの(元に戻っただけで良くなった訳ではないです)。少し走っただけで直ぐに停車時のアイドリングも安定し、バックミラーから見える風景も静止画状態に。期待?していた、エンジン内部のデポジットを吐き出す「白煙」は全く見られず、時々クルマを停めて排気を確認しても普段そのもの。ネットに上がってる画像は余程距離を走ったクルマで、思い切りレーシングして出しているんでしょうね。勿論初回でもあるので、本格的な効果は2回ほど連続使用してみてから、という所ですが、入れてすぐに不安定なアイドリングが改善されたのは大きいです。

久しぶりに環状線を走り、大型トラックに囲まれて走る。失礼だが、タクシーに囲まれて走るよりはずっと安心できる

 

ホントはもう少しガソリンの残量を減らして少し軽くなった状態で明日からの仕事に望みたかったんですが、早くも効果が出たか燃費が良く(笑)予定の50kmを少し超えても目盛りは入れた時と殆ど変わらない状態で帰宅。

さて‥この効果を持続させる為に、残る冬の季節、明日からガソリンと天然ガスをどう使い分けて走ろうか?とか思案しています。



CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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