重い天然ガス車を軽量化?
前回の、「バルブクリアランス調整」という検査入院から戻って、ちょっぴりまた元気になった?私のハイゼット・カーゴCNGバイフューエルですが、入院の間のわずか2日とはいえ借りていたノーマル車の、特に「軽さ」には好印象を持ったのも確か。
軽いという事は、燃費が良くなり、スタートが快適なだけでなく、「すぐに止まれる」という、もっと重要なメリットがあります。その差約180kg。軽自動車にお乗りの方は、一度フル定員乗車で急ブレーキのテストをして頂ければご理解頂けると思います。乗員を恐怖に陥れると同様に、ご本人も「止まれない!」と大いに焦る事請け合いです。
とはいえ重い高圧容器を軽いカーボン製に交換するという夢も敵わないので、年末の繁忙期突入に際して
、「仕事で要るから当たり前」と思っていた装備品の見直しをいくつか敢行してみました。
■台車の買い替え
荷物を運搬する台車は我々運送にとって必需品です。今まで使用していたのはナンシンというメーカーのDSK-302B2というタイプ。購入当時に出入りしていた営業所内に台車が少なく、積み込みの際にはいつも取り合いになっていたので自分用に買ったという次第。物流系の営業所でホームに接車して荷物を積み込む様な所の場合、ホーム自体が水はけを良くする為にわずかに傾斜している所が多く、時として荷物が台車ごと落下‥なんて事故があるのもしばしば。足踏み式で簡単にロック/解除ができるので、非常に重宝してきました。
ただ、欠点は「重い」事。あくまで構内での使用が前途だったので、配送先での使用には積み込むだけで場所を取り、台車の積み下ろしにも一苦労。特に「ペンシルビル」の配達では狭いエレベーターを専有してしまって、時にはヒンシュクを買う事もしばしば。多少効率が落ちても、もっと小さくて軽い台車の必要性を薄々感じていました。
で‥今回新たに導入したのが、トラスコ中山(株)というメーカーの「カルティオ」という商品。実は少し前から我々同業者の間では常識とも言える位に流行っていました。とにかく軽い!。7.9kgは前任者の約半分。折りたたんで片手で余裕で持てますから2階程度なら片手で持って下りられますし、荷物を満載した際、更にその上に乗っけても軽いので荷物を痛めません。
現在回っている配送エリアは、以前の様な「坂道」は無いにせよ、傾斜は少なからずある為、ブレーキはあった方が便利です。「カルティオ」にもブレーキ付きの商品はありますが、重量が約2kg増え、メリットが生かされなくなる為、ノーマルの後輪のみを通販で注文したブレーキ付きのものに交換しました。結局コストはブレーキ付きを買った場合とほぼ同等にはなりましたが、「軽い!」がそのままなのが大きいです。
■コンパネを薄いタイプに
積載時に荷物を積み上げても安定を保つには、まず床がトラックの様に平坦で硬いこと。裸のままでも構いませんが、頻繁に積み下ろししていると内装がボロボロになって見た目よろしくないのも確か。現在使っているものは旧型S200Vを使用していた際に切ったものを流用してきましたが、厚さが10mmもある為、経験上ここまで丈夫なものは必要ないと判断し、思い切って従来の半分の厚さの板で新調する事にしました。
ベニヤ板は規格品なので長さは180cm,幅は90cm。荷台前部に高圧容器を積んでいる為に段差があっても、後ろの部分をすっぽり埋めてくれる程広い板は存在しません。前後に分けるよりも、左右に2分割して同じサイズを2枚揃え、使わない時は畳んで外せる様にしました
■不要なものを下ろす
・ずっと荷物の緩衝用として丸めて置いていた後部座席用のマット(新車購入時にオプションで購入。前だけは買えないので(笑))
・同じくオプションで購入した「緊急時様バッグ」の中の、スチール製の「輪止め」
→より軽量な樹脂製を既に積んでいる為
・バッテリー上がりの際に必要なブースター・ケーブル(気がついたら2本持ってた)
・タイヤの脱着時に便利な十字レンチ(幸いここ数年パンクを経験していない-車載のレンチで十分)
等等‥ 全部合わせたら?10数kgの軽量化です(笑)ガソリンの小型車では、10kg余分な荷物を下ろしたら満タンで約15cc程の燃費節約になるそうですが、私の場合は「何
m3」の節約に繋がるでしょうか(笑)ただ今回は燃費よりむしろ、少しでも「軽快に走りたい」というのが本音です。
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