まともにあつい夏~流石に燃費どうこう言ってられません
本当に暑い夏ですね。私の地元でもこの7月は連続猛暑日が13日にも及びました。
導入して3ヶ月経った頃に発電機の不良でストップしてしまって以来、現在に至るまでシステムも含めて大きなトラブルもなく、走行距離も45,000kmに及びました。
私もすっかりこのクルマとの付き合いに慣れてしまったためか、かつてはエンジン回転数に上限を決めて、少し殺気立った早朝のラッシュ時でも無理に流れに乗らない様にしていましたが、もう今となっては昔の話(笑)勝とうとはしないまでも周りにしっかり合う程度にアクセルを踏み込み、気が付いたらこんなに回してた?(レーダー画面の記録)事もしばしば。それでいて「普通の軽バン」よりずっと車内は静かです。結構リラックスした通勤をしています。
とはいえ仕事となると話は別。私の最も嫌いな7月が到来しました。
何が嫌いかって、「暑さだけでも大変なのに荷物が重い!」通常の荷物に加えて「お中元」というものが加わり、しかもその殆どが缶ビールや飲料などの「水モノ」。重くなったクルマで何時もと同じペースで配送をこなそうとしますから、当然アクセルを踏み込む量も増え、「始動時は常にガソリン」というシステムの仕様上、燃費は悪くなります。僅かに得られた休憩中もエアコンを使わなければ暑くて居られない為、結局7月は最低だった5月の1.5倍のガソリンを消費し、1km辺りの走行単価はこの仕事を初めて最悪を記録しました。(売上げもそこそこ良かったので、それで良しとはなりますが‥)
(追記:8月中には地元にとっても記録更新、私自身にとっても生涯初めてとなる40度以上の気温の中での通常の配送を行うという超ハードな環境でしたが、猛暑の中のストップ&ゴーの連続にもバイフューエルのシステムは全く根を上げる事なく、システムの信頼性の高さを改めて実感した次第でした)
そんな忙しい中でも「海の日」だけは連休を取る事ができて、病気で入院し、退院できた親をドライブに連れて行く為に帰省したりできました。ただ今回は時間を少しでも稼ぎたかったので、お気に入りの「海が見える」ルートではなく最短距離の高速道路を使用。この真夏にエアコンONの状態であの坂を普通に登れるかな?と少しだけ心配しての「挑戦」でしたが、連休の交通量が幸い?してそれ程ペースは上がらず、何とか周りのクルマに迷惑をかける事もなく無事に通過(笑)。帰りは何時もの国道メインでゆっくりと走しましたが、往復通じて終始エアコンONの状態で走った燃費の換算値は、何とゴールデン・ウィークの頃と殆ど変わらない24.5km/L。安定した速度で走り続けていられれば、ガス車の燃料消費量というのは負荷に余り影響されてないのかな?と思わせた次第で、それ以上に驚いたのが現地で借りたレンタカー「三菱・エクリプスクロス」。
大きなボディをどんなシチュエーションでも全くストレスなく振り回せた扱いやすさは好印象でしたが、返却時にガソリンを満タンにする際「いまどきリッター8kmしか走れないクルマがあったのか」と驚いた次第です。このクラスでこの燃費はひょっとしたら普通なのかも知れませんが、暫く軽しか乗っていない私には免疫がありません。いい経験にはなりました。
最後に、最近のニュースからちょっと気になった話題を
2018年6月に、経済産業省の発表で、「水素ステーションの「セルフ式」を解禁し、一定の条件を満たせば監督者1人で運営できるようにして、水素ステーションの設置を促すようにするとの事。将来は無人化も検討するそうで、「CNG(天然ガス自動車)もそうならないかなぁ」と淡い期待を寄せはするのですが、残念ながら経験上「それは多分ありえない」と言わざるを得ません。
一番の理由は天然ガス自動車で最も多いであろう、中型トラックに乗るドライバーのモラルの低さです。ガスの充填中に車内で煙草を吸うわ、後ろが並んで慌てて発進してホースを引きちぎるわ。営業所内に自前の施設を持ち、使用者にもちゃんと操作の指導をしているであろう○○急便ですら、扱いが雑なのか時々装置が壊れ、集配車がただでさえ数少ないスタンドに殺到して我々常連に迷惑だわ‥
「乗らされている」ドライバーにとっては、航続距離が短く、充填にも時間のかかる天然ガス自動車というのは、何らそのメリットを感じない「厄介者」にしか過ぎないのです。もちろんその背景には、一人あたりのキャパを遥かに超えた物量や「勤務時間」等も影響してるでしょうが、もっと手軽に充填できる環境がない事には、さらなる普及は望めそうにありません。
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