天然ガス自動車(バイフューエル車)導入-メーカーとの折衝(1)

いよいよ行動開始です。
「やっぱり次もCNGで…」のページでご紹介した、バイフューエル車への改造を手がけている会社に電話を入れ、改造費の見積もりを依頼しました。補助金申請の書類作成に必要だからです。
先方の対応は非常に良かったのですが、以外にもこう切り返されました。

「ウチはまだガス事業者さんへの納入実績しかありません。なので、(改造を)受注する
にあたっては、改造を前途とした販売をメーカーが引き受けていくれる事と、改造車である事を承知の上で点検・整備を行ってくれる整備工場がある事の保証を頂けませんでしょうか」

そしてその二つを満たす為に早速動きました。メーカーのディーラーを訪ね、営業担当に経緯を説明した上で「売ってくれますか?」の問いに、セールスマンは、一度上司に相談した後、「うちは黄色ナンバーとして納品する分には構いませんよ」との答えを貰いました。

ただ、そこは販売のみの拠点だった為、家に近くて修理工場も併設されている、OEM生産で姉妹車を販売しているT社のディーラーに念のため問い合わせた所、「ウチはそういうのは
お断りしております」とあっさり返事されました。

更に「修理工場の保証」として、もう5年以上に渡り事業車両の点検・修理を任せていたメーカーのサービス工場に相談した際の回答がショッキングで、あっさりと

「ウチでは改造車はお断りしております。」

別にローダウンにする訳でも鬼キャンにする訳でも無いのですが(笑)そうでなくても自動車メーカーのディーラーというのは、自社製品以外の物を車両に取り付ける事を極端に嫌います。いわゆる「シトロエントラック」や「ワーゲンバス」も整備を受け付けないそうで(ホントはやりたかったんだけど‥(苦笑))、そうとなった以上、更に相談先を探すしかありませんでした。


画像引用:モデストカーズ

 

そこで「たまたま」ですが、ガス会社からの燃料代の請求書に、明らかにミスと思える部分があった為にスタンドに問い合わせに行った際、これまた運良く(笑)居合わせたガス会社の営業マンさんと出会い、経緯を説明した所、問題を会社に持ち帰って下さり、後日「ウチの系列の整備工場で面倒を見ましょう」という旨を返事して頂きました。

メーカーの「販売」の確約、ガス会社の整備工場の斡旋、よしこれでOK…と思ったら、「うそだろうぉ~~!!」と叫びたくなる大きな出来事が待ってました。



CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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