やっぱり次も天然ガス自動車(CNG車)で…行きたい!

軽貨物運送(宅配)の仕事を始めてから5年目を迎えようとした頃、私の「相棒」は、相変わらず頑張って走ってくれてはいました。しかし走行距離は有に25万kmに達し、消耗部品の交換だけでは済まない所での「疲れ」もかなり目立ってくる様になりました。タクシーならば40~50万kmは当たり前だそうですが、人の何人分もの荷物を運ぶ軽とでは車両にかかるストレスもかかり違う筈。そろそろ次のクルマに、と考える様になりました。

軽自動車にハイブリッド車やディーゼル車が存在しない以上、やはり経済性は譲り難いから外せません。「次も天然ガス車で」という気持ちはありました。

「健康の為なら死んでもいい」という面白い言葉がありますが、かつては私も「燃費の為なら…」というスタンスだったと思います(笑)。でも宅配の経験を重ねる内に売上げも増え、天然ガス車でなければならない」理由は次第に薄くなり、何より毎日の様に遠回りして燃料を入れに行く生活に少し「飽き」を感じ始め、プライベートも少しは充実させたい、そしていざとなったら長距離も。という想いが次第に強くなりました。
とはいえ、当時既にピークからはかなり下がったガソリン「のみ」に依存するのもどうかと。
再び何時また上昇するとも限りません。距離の記録が無い頃まで含めたら、約5年で約100万円以上の燃料代を節約出来たであろう実績は揺るぎようがないからです。

あれこれ迷想を繰り返した末、やっと辿りいたのが、天然ガスとガソリンの両方を燃料として走る事の出来る「バイフューエル車」でした。
中古車市場でも、バイフューエル車はあるにはありましたが、当然?ながら全てが業務専用車です。遮音性の低いグレード車ではなく、より内装の充実したクラスをベースにバイフューエル車へと改造する事で、仕事車としての経済性と、プライベート用途での快適性を狙えないか、と思った次第です。して、そんなわがままな事を叶えてくれる業者はないものか?

実は…結構ありました(笑)。

全国にまで範囲を広げればの話ですが、当時で既に10社程度はあったのでは?と思います。勿論、天然ガスではなくLPガスとのバイフューエル化を手がけている企業も多数ありました。が、宅配という仕事柄、私の日常ではスタンドの営業時間内に補給に行けないのが判りましたのでパスしました。(夜間営業しているLPガススタンドは天然ガスのそれ以上に少ない)

それと中には、もう何年も更新をしていないのが伺えるサイトもあり、改造を請けてくれる事業者の「ホンキ度」もある程度判断材料としました。

そして、隣県ですが、かつてスポーツ車の「チューニングパーツ」で名を馳せたある会社のサイトが目に止まりました。「へぇ…今こんな事やってるんだぁ」。
(画像引用:HKS(株)

そこで見た改造例が、かなり自分の「こうだったらいい」にかなり近い事が判りました。

こんなクルマが欲しい!

やがて時が来るのを待って、そのメーカーに問い合わせの電話をかける事になりました。
そしてそれはこれから始まる「苦難の道」の始まりでもありました。


CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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