ヤマト運輸が電気トラック導入

ヤマト運輸は年内にも荷物の配達用に電動トラックを導入する三菱ふそうトラック・バスが導入した電動トラックを25台調達し、集配業務へ‥     (2017/10/13 日本経済新聞より)

9月に発表されたばかりの「電動トラック」の三菱ふそうトラック・バス(長いなぁ)の、世界初の量産電気トラック「eCanter」の事ですが、遂に出たか!というのが率直な感想でした。納入先がコンビニ配送という、稼働率の極めて高い用途で、「一体いつ充電するの?」という心配はありましたが、大きな一歩である事には変わりないです。
電気トラック「eCanter」電気トラック「eCanter」-日本経済新聞サイトより引用

記事を読んでて興味深かったのは、導入の理由が「燃料費の削減」で、電気自動車
によくある「環境」というキーワードが全く用いられていなかった事。車両5万台の1年間の燃料代は何と200億!。凄い数字ですが、1台あたり年間で40万と考えれば納得できます。CNG車を使っている私ですら、宅配オンリーだった2016年の1年間の燃料代は50万円以上。佐川急便と同様にハイブリッド車も多く、拠点数も遥かに多い(=営業所から集配エリア迄の移動距離が少ない)ヤマトですらこれだけ使ってるんだなぁって関心した次第です。

 トラックのハイブリッド車は、乗用車のそれと違って常にエンジンが回っています。
乗った経験が無いので多くは言えませんが、真後ろについて走っていると、普通のトラックならスピードが上がるにつれてギアチェンジする際、エンジン音それが分かりますが、ハイブリッド車だとエンジン音(=回転数)が殆ど一定なので、直ぐに分かります。一度経験者に聞きましたが「結構使いにくい」そうです(笑)。

運送会社は今「燃費」に結構煩くなりました。実際に私が軽貨物の仕事を始める前に勤務していた運送会社では「燃料成績表」なるものの記入が義務付けられていて、月末に締めて計算された燃費を、ランキング形式にして事務所に張り出されたりもしました。

その記事のすぐ下には、福山通運が「連結トラック」を導入し、輸送能力を2倍に引き上げるとの事、こちらは深刻な人手不足が背景ですが、ドライバーの荷物の積み込み、荷降ろしの作業も倍になりますから、余計にやりたがらない人が増えてくる様な気が…

福山通運の連結トラック福山通運の連結トラック-「LNEWS]より引用

更に別のページでは、住友ゴム(DUNLOP)のタイヤ「エナセーブ」が「日経地球環境技術賞」を受賞したとの事。摩耗に対する耐久性を従来製品より51%高めた、が理由だそうです。

私は個人的にダンロップが好きで、現在の事業車両にも装着しています。ただ残念ですが「エコタイヤ」では無いのです。燃費をこれだけ気にしているのに何で?と言われそうですが(笑)。
実際に付けて走った際、「目的のお宅の玄関の前に車両のハッチが来るようにピタッと止めたい」宅配業務では、ころがり抵抗の少ないエコタイヤは、CNG車特有の「クルマの重さ」も相まってか、「止まりにくい」感が強かったからです。

 



 

今度はこれにしようと思ったら…軽トラ用は無かったんですね(涙)



CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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