佐川急便・宅配専用EVの試作車公開~現場目線からの感想

 4月13日。上記のあっと驚くニュースが飛び込んで、釘付けになった私です。



佐川急便が公開した宅配専用EV試作車。(画像は全てLNEWSより転用)

 日本企業のくせに中国製を導入するとは!という批判的な意見も最初は多くありましたが、、唯一の存在だった三菱のミニキャブ・ミーブが2021年3月で生産を終了し、日本製では選択肢が皆無になってしまった今、必然の流れと言うべきでしょう。
 そもそも三菱のミニキャブ・ミーブだって、ベース車の最後のモデルチェンジは1999年と、もう20年以上も前の古い設計です。年々強化されていく排出ガス規制に対応するのに必至で、イノベーションを起こす余裕すらないという所でしょう。

 試作車の写真を見た正直な感想、「乗ってみたいな」と思いました。
 経験者だから言えますが、トラックメーカーにとって佐川やヤマトといった大手は文句なしのお得意様ですから、仕事で使う配達証や小物類を効率良く置きやすい様な内装にどんどん改良を加え続けてくれます。
 それでも「自動車メーカーからオールマイティーな車両は出ていたが宅配便に特化した車はなかった」(佐川急便)というだけの事はあって、利幅の少ない軽ではそこまでしてはくれません。低くなった床を二重にして台車や小物をおけるスペースを確保したり、それでも広くフラットで高い荷室空間。いかにも小口の配送がし易そうです。
(宅配は荷台の高さよりも広さが重要。ホンダのN-VANは相変わらず売れているが、大手宅配で使用されているのを未だに見たことがありません)
 宅配の仕事は何が過酷かというと、何より1日の大半(配送/雑用/食事/休憩(仮眠)の全て)を、狭い室内スペースと共に済ませなければならない事でしょう。後者二つをクルマから降りて済ませられる今の私はまだ恵まれているといえます。

「コーポレートカラー」という意味合いもあるでしょうが、それでも洒落た運転席回りは好印象。もっとも私は夏場でも1Lパックなんてお腹を壊しそうで飲めませんが‥(笑)

その点今回のEVは運転席の床面が高く見え、運転席の足元で邪魔なタイヤハウスの出っ張りも少なそうで、休憩時に足を自由に出来る余地が多そうです。反面、座面も高そうなので、小柄な女性ドライバーには不評かも。
 (経験上、足腰の痛みとは重い荷物を運ぶ事よりも、全体重がかかる車両からの乗り降りで起こります)



低過ぎず使いやすそうな荷台。ボディ骨格の出っ張りはいかにも中国産?初めての日本独自の規格だから大目に見ましょう(笑)

 

アラを探せば‥ボディの内壁が改良に改良を重ねた既存のそれより厚そうで、背は高いが荷室も高く「思った程には荷室は広くないのでは?」特に太い骨格が気になりますが(これはこれで「荷崩れ防止」に荷物をわざと引っ掛けて積み上げるのには好都合)。最高速100km/hは帰省等で高速使用時に追い抜きに不満‥とは思いつつも、考え直せば「宅配専用車」。私の様に私用でも使いたいという向きではありませなんだ(汗)。

 こんな業種(宅配)に特化したクルマ作りが今までの既存のメーカーの発想になかった。ベンチャーだからこそ出来たといえますが、配送に限らず今後様々な業務スタイルに合わせた車作りを展開していく事も十分予想(というより期待)されます。
 例えばコロナ渦の最近でなら、ウォークスルー型EVバンの荷台をオフィスにするとかがより現実的でしょう。(エンジン車だとバッテリー上がりが気になって電気を自由に使えない)

 もう20年も昔に放映されていたTVのCM。当時は正直「ウケ狙い」と小馬鹿にしてたのですが、今はちょっとだけ「スゴい」の心境です。


かねてから心配していたエンジンの振動。6ヶ月点検で入庫した際にマウントの状態をチェックして貰った所、エンジン直下の大きな方は問題なかったものの、後端の小さな方は中身のゴムが抜けてスカスカの状態これではビビって当たり前、の状態でした。。半年後の点検を待たず、即部品を発注して次の休みに交換。(写真が無くてゴメンナサイ)結果は「正解!」懸念していた信号待ちでのエンジンの振動はピタリと収まりました。

 私はまだまだ、この天然ガス車に乗り続けます。

 



CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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