電気が持たない!-ドラレコに落とし穴

 

 涼しくなったとはいえまだ日中の残暑が残る季節。私のハイゼット・カーゴCNGバイフューエルも、もうじき2度目の車検を迎える事になります。
 エンジンそのものは何とか元気なのですが(何とか、なのは下記にて)、最近じわじわと路面のショックを感じる様に。ただこれは重い高圧容器を積んだボディの「ヤレ」というより、タイヤの溝が4分目程に減ってきた為かと。以前は僅か7ヶ月で交換していたのが、もうまる2年ですから、距離の差はあるにしても、よく持った方だと思います。
 ホイールとの継ぎ目に経年劣化を伺わせる「シワ」も出てきたので、年末に帰省する頃には新品に交換する予定です。

 駐車時監視機能付きが気に入っていたドライブレコーダーですが、いい気になって乗ってたら、ちょっと困りごとが起きてしまいました。
 まだまだ残暑が厳しく、配送時にエアコン使用が欠かせない中、車に乗り込んでエンジンをかけ、Dレンジにシフトして発信しようとするとガクン!とショックが来る様になりました。雨でスリップしてる訳でも無いのに、です。この辺りが気になってgoogleで検索すると、あらかた出てくるのがATフルードの量だとか故障だとか・・フルードは軽にしては珍しくちゃんと交換してるんですけど(笑)




 そうして数日に渡り我慢して乗っている内に、昔のちょっと苦い記憶が‥オルタネーターがいきなりパンクし、クルマのあらゆる操作箇所が言うことを利かなくなった、怖い思いをした時の事です。そうか!と思って、暑いのを我慢してエアコンをOFFにしたら、たちどころに治りました。
 
 そうです。ズバリ「電力不足」。

 現在の仕事では、100m前後の発信/停車を1日に何十回も繰り返します。それだけでもエンジン、特にバッテリーには過酷な条件ですが、更に加えて今どきは軽トラといえどミッションも電子制御。更にはパワステ、アクセルに至る迄もが電気絡み。それでも軽トラとはいえ非常に頭の良い回路君はクルマの走行状態(=電力使用量)に応じて発電量を制御してくれるという優れモノなのを、電圧計とにらめっこしていて実感しました。が、CNGのシステムによる電力消費量に対しての補正は、当たり前ですが
される様には出来ていません。

 

試しにCNGシステムをON/OFFに切り替えて電圧の違いを表示させてみました。OFF(ガソリン運転時)では瞬間で14.0vを指す所が、システム動作時(右)では13.0V近くまで下がってしまう。因みにオルタネータがパンクした際は10V以下まで下がりました(勿論アウト)

 

 そこへ件の「駐車監視機能」。これを動作させる為には電源をバッテリーに直付けする必要がある為、「バッテリーあがりに気をつけてください」と、取り付け時に店員から言われたのはつい最近の事。本体にも電圧低下を感知して機能をSTOPさせる機能はあるのですが、流石にこれでは不安で仕方ないので、残念ながら本体設定で監視機能をOFFにして使用する事に。エアコン不要の季節になれば再び?とも考えましたが、既に涼しくなった夜間の配達時、タワーマンション(厳密にはその一歩手前の高さ(笑))に入っている間ハザードを点滅させていると再び症状が現れる状態なので、やはり電気の使用量を増やす機器の追加はこれ以上は無理かと感じる次第です。

 勿論、ここまで電気を気にするのは、極めてレアなケースでしょうし、一般の使用ならばエンジンを切る前に電気類を全て切る(=電圧が復活する)等に気をつけていれば問題は無いでしょう。ただ、巷ではやはりドラレコ=バッテリー上がり というトラブルは結構多いらしく、その為のサブバッテリーまで市場に出回っている状態。ただ、これまた「バッテリー上がりが気になって付けるのに、シガープラグから充電するなんてどうよ?と思うのは私だけかな?何れにしても、ドラレコが不可欠になりつつある現在の車社会で、小口配送を目的としたバイフューエル車へのドラレコ投入は、機能よりも消費電力を重視した方が良さそうです。



CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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