愛車(CNGバイフューエル車)のアルミホイールへの交換

新車で始めて迎えた冬の間約2ヶ月間、積雪や凍結に備えて暫くは後輪だけをアルミホイール付きのスタッドレスに交換して走りましたが、(クルマ産業の街なのに、積もってもノーマルで繰り出す人が何と多いことか!!)春、再びサマータイヤに戻しても、その間前輪に使用していた2本がローテーションをしても間に合わない位に使用期限を迎えてしまったので。導入してから約5ヶ月、1万5,000kmという頃。「アルミホイールに変えたい!」という願望もあって(笑)新調する事にしました。

と、いうと、ネットでも色々と議論になっているのが、「アルミホイールにすると燃費が
良くなるの?」という疑問。

これは交換した結論から言います。「気持ち走りが軽くなった…かな?」位です。そもそも件数も順路も重さも違う宅配では、比較のしようがありませんし、前年に比べてもガソリンでの走行がある分、キロ辺りの燃料コストは僅かですが増えています。(毎日ガスを補給しなくても良いという事で、総距離の減少と、労働時間の短縮には貢献しています(笑))

そもそもの話ですが、「軽い方がいいの?」という事

他の方のサイトを参考に、ホイール軽量化のメリット・デメリットをまとめてみました。
【メリット】
○慣性モーメントの減少により、加速性能と減速性能がより向上し、ハンドリングが向上する
○単純に車両重量自体が軽量化されることで、燃費性能が向上する
○バネ下固有周波数が上がるので路面追従性が上がりグリップ(トラクション)性能が上がる

【デメリット】
○タイヤの個有周波数が高くなる(硬くなる)のでハーシュネス領域の高速道路の継ぎ目やアスファルトの目地段差の鋭いショックを伴う入力が強くなり乗り心地が悪くなる
○同じ理由でロードノイズが大きくなる →音の原因となる

【参考サイト1】(狼の皮を被った羊)

【参考サイト2】(MOBY)

 

軽トラックはホイールそのもののサイズが小さい為に軽くしてもその幅は小さく、更に昨今は純正のスチールホイールそのものがかかり軽く出来ていますから、ちょっとデザイン性を重視すると、すぐに純正ホイールより重くなります。




もうかなり前、軽貨物運送の開業時に資金が無かったために、ヤフオクで中古のスタッドレスのセットを落として使いましたが(笑)案の定旧式だけあって本体も走りも重く、後に新調出来る様になった際には「とにかく軽い奴!」という事でBRIDGESTONEの「バルミナVR-5」を選び、新型車両に至っては、後輪用に2本だけ所有していたのを新たに2本追加注文して、セットにして履く事にしました。ちなみにこのホイールの重量は4.1kgで、ハイゼットの純正ホイールの4.5kgより400g軽いです。(私が実際に計った数値です)

ブリヂストンの「BALMINUM VR-5」実測値でハイゼットの純正ホイールより約400g軽量です。

因みにスズキのエブリィの純正スチールホイールは僅か3.9kgだそうな。これより軽くて、貨物車の規格「JWL-T」を取得している製品など、まず無いといってもいいんじゃないでしょうか。ただ、軽いだけあってとても弱いらしく、仕事先の某局の赤い集配車で、どこにどう乗り上げたらそうなるのか、ベコンと凹んで使い物にならなくなったホイールを見たことがありました。

で…履き替えて走ってみた感想。やはり発進加速は確かに軽くなって、走りも少しですが、キビキビとした感じは確かにしました。気になる燃費ですが、これは日ごとに順路も重さも異なって尚且つ「急ぐ」宅配では比較のしようがありません。だた何より、クルマがよりキレイに見える様になった事で、大事に、傷付けずに乗ろうという安全意識は確実に高くなったと思います。
その反面ですが、乗り心地はともかくも、ノイズの方は確かに「言われてみれば…」という気がするのは正直な所です。貨物車とはいえ私用でも利用するという目的もありますから、燃費と同様に「乗り心地や静かさ」は外せませんので、そういう意味でいえば僕の選択肢は決して正しかったとは言えないのかも知れません。。

つまり、「アルミホイールにすると燃費が良くなるのか?」ではなく、
「どんな走りをする為にどんなホイールにしたいのか?」と考える方が妥当ではないでしょうか?
スピードや燃費を必要以上に追わず、静かで落ち着いた走りを期待するのであれば、純正よりちょっと重めのアルミホイールも有りかな?と思います。

あと、アルミに履き替えてフロントディスクの露出が増えた分、ブレーキからの粉による汚れが早々に目立つ様になり、殆ど週末は仕事先の水道を借りて水洗いなんて状況でした。現在は走行距離が大幅に減った為、月に一度程度コイン洗車の際にオプションでホイール洗浄をする程度ですが。

最後に余談ですが、遠い昔に初就職したのは整備士で、その頃ブレーキパッドに使われていたのは何とあの悪名高きアスベスト。点検や車検の際にホイールを外すと、まず最初にエアーガンを使ってドラムブレーキの内側に溜まったブレーキ粉をエアーガンで吹きまくっていました、今思うと何て健康に悪い危険な作業だった事か(笑)。勿論今はエアコンのフロン同様に代替素材が使われていますから問題はありません。




CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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