天然ガス自動車(CNG車)メンテナンスの費用

天然ガス自動車のメンテナンスは、ハイブリッド車に比べたら簡素そのものですから、特別なメンテナンスが必要な訳ではありません。
車検整備の時に「高圧容器検査」が必要な位です。
ズバリそのまま、ガスが漏れていないかを点検する為の検査です(笑)。検査を行う資格そのものは、「自動車整備士2級以上」の様なので、普通のディーラーにも一人位はいると思いますが、(多分)検査する器具も経験も無いと思いますので一般の整備工場に入庫しても、その項目だけは外注する事になると思います。

こんな「笑い話」ともとれる事がありました。
私はこのハイゼット・カーゴCNGで、計3回、車検検査を通しました。
1、2回めは、市内で一番大きな、メーカーの「サービスセンター」で受けたのですが、
2回めの車検で入庫した際、何か金額が高い?のに気がついて、項目を調べると、
「容器検査費用」が、1回目では無料だったのに2回目ではしっかり請求されていました。

当然、担当のフロントに問いただした所

Q:「ここ…何でこんなにお金かかるの?」
A:「実は…我々もこの件で『お金がかかる』という事を認知していませんでしたので…
後で請求書が来て驚いたんです。改めてお客様に請求する訳にも行きませんので…」

何だ、そ~いう事かい(笑)

又、前述しました通り天然ガス車のエンジン、特に燃焼室はガソリンのそれと違い、燃料の冷却効果が無い為、耐熱性の高い「イリジウムプラグ」が必要になります。普通のプラグに比べて倍以上の価格です。


画像引用 日本特殊陶業

確か1年又は20,000kmでの点検・交換とマニュアルには記載されていたと思いますが(汗)私は1年毎、約40,000km毎に交換。こちらについては問題ありませんでした。

天然ガス自動車でガソリン車に比べてお金がかかる、又は手間になるのは、前述した、「オイル」(上質で無くても良いが早めの交換)と上記の「高圧容器検査」「点火プラグ」
の3つだけです。特に容器検査だけはちょっとした金額にはなりますが、2年に一度の事ですし、ガソリン車使用と比較して1ヶ月分の節約費用で十分賄える金額でしたので、十分許容範囲といえました。

あと、高圧容器を積んで車両が重い為か、ブレーキパッドの減りが早く、こちらもほぼ1年毎
に交換を強いられました。ただこれは「ベタ踏み坂」の多い配達エリアだった事も起因していると思います。(2019年3月追記:現在のバイフューエル車による市街地の配送では、2年2万km以上のスパンで交換しています)

後、クルマの整備にかかった費用は、何れも経年劣化に伴うもので、これはガソリン車も同様に発生する事ばかりです。
例えば、約9万kmで購入して、約1年でスタータ・モーターが壊れて立ち往生しました。宅配で1日に130件以上回るという事は、同様かそれ以上にスタータも酷使されますし、私のクルマの場合は前オーナーも宅配(宅○便のマークを消した跡が)で使われていた様なので、相当に疲れていたんだと思います、特にスタータモーターが壊れた際には、修理には必ずバッテリーの交換もセットになって結構高額な修理になりますので(笑)以後は問題無くても10万km毎に交換をしていました。



ハイゼットに限らず、クルマに長く乗られる方の為に、32万km走る迄に至る中で発生した
上記以外の高額修理を項目として挙げます。(板金修理は除きます(笑))

・ブレーキマスタシリンダからのフルード漏れ→交換(約16万km)
・オルタネータの故障・交換(約18万km。よりによってバッテリーを新調した翌日!)
・タイミングベルト、ウォータポンプ交換(約20万km)(現行車は「チェーン」の為ポンプ交換のみ)
・オルタネータの故障・交換(約23万km-前回「リビルト品」を使用のか2度めの故障、交換)
・ラジエータファン交換(約23万km)
・イグニッションコイル交換(約24万km エンジンの不調を感じた為)
・ラジエータ交換(約26万km ラジエータに亀裂。冬季だったので1週間位気が付かなかった。)

…この中で一番焦ったのは、ラジエータ・ファンの故障ですね。何せ真夏の猛暑日。しかもアップダウンの多い配達地域でしたから、坂道の頂点に登る頃には水温計はレッドゾーンを超え、坂を下っていく内に平常に戻る、の繰り返しでしたから(汗)

やはりと言っては何ですが、15万km位を境に次々と色んな所が壊れていきますね(笑)
同業他社の中には、漏れたオイルに火がついて白煙を出したとか、ミッションケースが壊れて路上に破片をばら撒いたとかなんてのもありましたから、そういった「重体」に至らない「骨折」程度?の故障を続けるに留まった事が、ご長寿に繋がったとも言えます。ひょっとしたらガス車という「ローパワー」である事が、エンジンや駆動系にガソリン車程の負担がかからなかったのでは?と想像します。

とはいえ、距離がかさむにつれて車体そのものにも疲れが見え始め、そろそろ「次は何にしようか」を考えらる様になりました。





CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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1件の返信

  1. 2021年7月25日

    […] い頻度で酷使する事になるので、当然といえば当然と言えます。  こんな所が?という所が結構壊れます。 詳しくは「天然ガス自動車(CNG車)のメンテナンス費用」の項をどうぞ。 […]

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