今度こそ終わって欲しいと願いつつも‥天然ガス自動車日記

天然ガスでも、ガソリンでも走れるこのクルマと共に歩んで来て、遂に7回目の新年を迎えました。

新年の朝、親戚の子供に貝殻を拾ってこようと干潮の時刻を見計らって何時もの海へ。すると海岸は見慣れた景色と違って流木だらけ。今までが潮に隠れて見えなかっただけなのか。それとも2023年の波乱を予感しているのか?(笑)


あらゆるモノの値上げラッシュに見舞われた昨年、ガスも例外ではありませんでしたが年末に幸い安く補充できるスタンドを見つけられた所。でも帰省した帰りにはちょっと遠い、と‥「ガソリンで走ってみたらリッター何位で走れるんだろう?」と興味が湧き、既に10万kmを超えてはいますが、「これが最初で最後」と決め込み、今回の帰省は敢えてガソリンモードで決行してみました。




 走りの感想‥予想してた通り、ガス走行に比べてエンジンからのノイズは気になるものの、「楽」の一言に尽きます。例えば登坂車線とまではいかなくとも緩い上り坂に差し掛かった際、ガスモードでは予めアクセルを踏み込んで加速体制に入り、他車との流れに合わせる等の気遣いが必要ですが、そういった気配りは一切無用。追い越しでもギアをキックダウンさせる事なく十分に普通に走ってくれました。全行程の中でエンジンが5,000回転以上回ったのはICに入って本線に入る時だけだったかな?

小1時間、海辺を散策した収穫がこれ。食事を囲んで家族が集まる事の方が優先だったので、その後喜んでくれたかどうかは不明(笑)


 今更自分がこういうのも何ですが、天然ガスの軽バンで高速道路を貨物運送として走行するにはちょっと無理があります。その都度燃費の換算値とかを出してはその経済性をアピールしては来ましたが、それらは全て仕事の道具を全て下ろした「空車」の状態。それでもノーマルに比べて大人2人分以上重い。積載状態での高速走行は、僕自身ですら考えられません。パワーに時間、ガスボンベに阻まれた積載容量とそれ自身の重量‥実戦の現場ではそれらの多くが燃費より優先されますから。(ただ最近ではちょっと違った意味でこの事情が変わってるのも事実→多くの場合、今は軽油より天然ガスの方がずっと高い)

時期が2週間ほど遡りますが、のどかな日本のお正月とは裏腹に、地球のほぼ裏側の英国、Royal mailの現場では、年末はずっとこんな状態だったらしい。似た様な光景は中国でも見られましたが、あちらはゼロコロナ政策緩和による感染の急拡大によるもの。こちらは職員のストライキ。何でか?って‥実はこの中に自分が注文した商品があるのかも知れないから(汗)通常の5倍以上の日数を経て、年明けにメデタク荷物はイギリスを経ちました(笑)。画像はDailyMailより転用


 ただ、しいて言うなら‥帰路で一般道に降りた後、適当に見つけたスタンドで再び満タンにすると、総行程で消費したガソリンは約13.9km/L。多分ですが、普通かちょっと良い程度の数字でしょう(エンジンオイルは全合成使ってますから(笑))。ただ金額となると、燃料代は前回の年末年始、ほぼ同じ工程をガスで走った際の金額の丁度2倍。
 ‥やはり僕はこの魅力には勝てません(笑)



CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

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