ガソリン価格がじわりと上昇‥

季節はかわり、すっかり夏の気配もちらほらの時期になりました。
その間に私のハイゼットCNGバイフューエル車はどうかと申しますと、仕事の内容も一日の走行距離も殆ど変わらないのですが、去年の末から今年のGWと、暖かくなるにつれてガソリンの使用量が徐々に減り、それに伴って燃費の換算値も徐々によくなって来ているという状況です。これは搭載しているシステムが、エンジン水温80度以下ではガスではなくガソリンを要求するという仕様による為のもので、寒い季節はエンジンが温まるヒマもなくすぐ次の配達先に付いてしまうという事の連続だからです。こんな使用の連続がエンジンにとって良い訳がありませんので、せめてもの慰め?に、朝の気温が10℃以下の時はずっとプレミアムガソリンを入れて仕事をしていました。

エンジンがなかなか温まらない訳ですから、ガスの運転にも中々切り替わりません。1日わずか50km程度の走行ですから、4日位は平気でタンクがもってしまいます。それが雪も降らなくなり、日が射す時間も長くなって、桜が咲く季節にもなる頃には3日で底をつきかける様になり、仕事の合間を縫ってエコ・ステーション(天然ガススタンド)へと足を運ぶ機会が徐々に増えてくるという具合です。
その間、ガソリンの1ヶ月の使用量はどうかというと、1月は60リッター以上を消費していたのが、4月は40リッターに留まりました。勿論ガソリンよりガスの方が燃料費はずっと安く済みます。

ゴールデン・ウィークはこんな仕事をしている割には極めて人並みな3連休を取り、愛車で帰省後、何時ものように現地でレンタカーを借りて、両親を連れての行楽の用に。期待外れなのがそのレンタカーの現行タイプのマツダ・デミオ。直進安定性を重視し過ぎかハンドルは重く旧型で気に入っていたカーブの切れは見る陰もなし。一見カッコいいフロントグリルは高速道路の、それも強い向かい風の中では完全に「空気に負けている」感じで、走行ノイズ(特にリア床下からの)は、自分のハイゼットCNGと同等かそれ以上。旧型と同じ排気量(1.3L)なのに、「1.2Lでもいいんじゃない?」と思わせた軽快感はどこへやら。
良くなったのは風切り音が減ったドア・ミラーと燃費。(約13/L→約14.5/L)
因みにわがハイゼットCNGは何時も通りの帰省の往復では、換算値で24.5km/Lを記録。
正直‥「これで4人乗れたらなぁ」と思わなくもありません(笑)
マツダ デミオ

ではこれから先、、気候が良くなるともっとガソリンの使用量が減るかというと、これ位で頭打ちか、夏場はまた逆に増えてくるんじゃないか?というのが僕の予想です。
エアコンの使用を我慢できる程度の気温であれば問題ありませんが、それ以上になると、逆にタンクに補充出来るガスの容量が少なくなります。温度でその容積が大きく変化する気体を燃料としている為で、補充できる量は真夏と真冬では2割も差が出るからです。

でもそこへ、、このブログをご覧になられる方の殆どにとっては「悲報」でも私にとっては「朗報」。ガソリン価格がついに150円前後にまで跳ね上がる様になりました。レギュラーの価格が150円/Lを超えると、長距離での換算値はかなり倍近くに差が広がり、天然ガス自動車のメリットが生かされてくるからです。




CNエボリューション

個人事業主として軽貨物事業を営んでいます。天然ガス自動車を業務に使用していく事の、良かった事、悪かった事、面白かった事、色々ご紹介して行きたいと思います。

おすすめ

2件のフィードバック

  1. くまEcoもん より:

    お世話になります。
    ガソリン燃焼から排出される窒素ガスが生態系の破壊につながると知って、
    窒素ガス排出ゼロの、天然ガス車の導入を検討しています。
    素晴らしいブログで参考になります。

    トラックではないタイプで、CNGのMT車はあるんでしょうか?
    もしMT車でCNGを利用したい場合、乗用車のMTタイプを
    バイフューエルに改造するしかございませんでしょうか。

    よかったら業者に頼む場合の参考価格など教えて頂けたら幸いですm(__)m

    • くまEcoもん様
       コメントを有難うございます。
       本業(運送)が繁忙期中で、コメントが遅れ申し訳ありませんでした。
       非トラックのCNGのMT車‥という事ですが、メーカーにカタログモデルが存在しない現状、バイフューエル化は全て業者に改造依頼をするという事になると思います。
       価格ですが、私のハイゼットで約80万程ですので、国や地方自治体の補助を受けられる対象事業者でなければ、コスト面での敷居は高いと思います。
       又改造費の中では重い高圧容器本体の価格が多くを占める為、排気量の大きなクルマになる程改造時は高くなります。
       何とか順を追って、生意気ながら先駆者としてより有意義な情報をお伝えして行きたいとは思っていますが、手っ取り早い手段としては、お住まいの地域をカバーする都市ガス会社に改造事業者の有無を問い合わせる、地方自治体(県や市等)への圃場金制度の有無の確認をされる事などをお勧めします。
       又、環境目的といえどバイフューエル化は、「改造」となりますので、メーカーの保証を受けられなくなります。実際私もディーラーの整備工場には一度も入庫していません。
       改造した後に面倒を見てくれる工場の有無も大事です。
       ご参考になれば幸いです。

CNエボリューション へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)