天然ガス自動車(バイフューエル車)との付き合い方
全く意識する事なく普通に使えていてしかも燃費がいいハイブリッド車に比べ、黙って乗ってりゃ
いい訳でも無い?のが天然ガス車。特に軽ではトラックとは違って気の使いようで燃費にへの影響が
結構異なります。
■ガスの補充は気温の低い朝方が夕方以降
ガスを使い切る迄にスタンドに寄らなければいけなかった旧車では分からなかった事ですが、バイフューエル車になってからは必ずといって良いくらい、「使い切ってから」補充します。
するとどうなるか?「夏と冬で入るガスの量が大きく異なる」という事が起きます。
気温で気体の体積が変化するから、といえば「そういえばそうだった」と自分でも納得なのですが(汗)、例えば寒い冬の夜間とかに補充すると13L近く入るるガスが、夏の、それも「熱帯夜」とかいう日に入れたりすると、10L入らないという事も起きました。それでも普通の走行なら問題なく改造事業者が謳っている通り180km以上は走れますが、寒暖によりバラツキが置きます。例えば帰省という長距離を含めた場合、年末年始の時はトータルで245km走れたという記録が残っていますが、次のGWの際では200km強に留まったという次第です。次にスタンドに行く間隔を少しでも稼ぎたいのであれば、なるべく気温の低い時間帯にガスを補充する事がオススメです。
(注:本来なら単位は「立方メートル」ですが、便宜上リットル(L)で表記させて頂きます)。
■ガソリンは満タンにしない
ランニングコストを抑える為、折角ならばガスでの運転をメインに心がけるべきです。ガスが無くなったら、スタンドに向かう迄の間を走れる程度のガソリンを積んでいればいいでしょう。ただ始動時は水温を感知するまで(81度以上)は必ずガソリンを使いますから、1/3程度が入っている様に気を付けていれば、どこへ行くにも問題は無いと思います。余計に満タンにしていたりすると、それは余分な重量物でしかありません。ただでさえ重いガスボンベを積んでいるのですから(笑)それ以外は軽くすべきです。月にどれだけ走行コストがかかったか、をなるべく正確に把握するために、月末の業務終了の後は天然ガス、ガソリンのどちらも満タンにしていたのですが、翌日以降はガソリンをある程度消費する迄の間、空車でも走りが重く感じました(笑)
■高圧容器を積んだ荷室との付き合い方。
天然ガスで走るクルマと聞いて敬遠される理由の一つに、高圧容器を積んでいる為にトランクや荷室が狭くなるというのは疑いないでしょう。実際僕も旧型(S200V)の頃は、元々荷室が広くないタイプだったのに加えて容器も大きかった為、その段差も大きく、荷物が載り切らなくて苦労した事もありました。
「新型」ではモデルチェンジで荷室が広くなった事に加え、やや小型の容器が使われている為、荷室の段差が多少低くなった事に加え、2シーターと割り切られた事で後部座席に座った人の足を置くスペースを必要としなくなった分、タンクが前方に移された事等により、ノーマル車と比べても荷室の広さの差は、せいぜい120サイズのダンボール1個分位でしょうか。積載能力についても「かなり使える」レベルになりました。
「長いモノを積むから荷台はフラットで無いと困る」という方もいらっしゃるかも知れません。そんな時は、後ろを高くすれば解決します。
私が取った対策は「プラ木レン」という、床の工事などで使われる部品です。これ1個でも耐荷重は300kgもあります。それに「コンパネ」と呼ばれる強度の高いベニヤ板を荷室に併せてカットし、安定の為に「プラ木レン」を四方+中央に併せて5個も使えば、元の床と変わらない強度で荷重を支えてくれます。プラ木レンは1個300円程度、コンパネもそんなに高いモノではないですし、どちらもホームセンターで手軽に変えます。カット工賃を併せても5,000円は要らないと思います。
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