「クルマを大切にしよう」
7月を迎え、梅雨も明けて本格的な、しかも去年に続いてのマスクをしたままでの真夏の到来です。空調服を買っておいて本当に良かったです。
ただ何だか去年に比べて燃料代がかかってるかな?と思って記録を辿ったら、天然ガスの価格がほぼ横ばいなのに比べて、ガソリンの方が前年同月に比べて2割近くも上昇していました。
テレビのニュースを観てて今更知りましたが、この所自動車の中古車の価格が上昇しているそうです。
コロナ渦によるテレワークの普及の伴うPC,スマホ等の需要の拡大が前年からの半導体不足に拍車をかけて新車の製造にも影響し、逆に公共交通を避けて自動車で通勤しようとする方が増えている等様々な要因があるとの事。試しに中古車情報サイトで自分の車で検索して観ましたが、全体を観ていて確かに上がっている印象があります。
そして新車も。お馴染みのトヨタのミニバン「トヨタ・アルファード」は、国内で700万円の車両が中国では富裕層に人気の為、2,000万円払わないと買えないとか(7月22日 日本経済新聞より)
かつて一世を風靡した三菱の「パジェロ」が生産打ち切りに追い込まれたのも、日本の道路環境に合わせて他社の様にサイズを拡大させなかったからとか(PHEVで復活との噂アリ)。人口減、高齢者社会へと突き進み市場がどんどん縮小していく日本では、これはと思う国内専用仕様のクルマはもう生まれそうにありません。気に入った車はとことん乗っていきましょう。
去年辺りから薄々感じ始めては来ましたが、配送の仕事をしていてやたらと同業他社が増えた様な気がします。佐川、ヤマトといった大手は勿論、あの有名なアマ○ンからコピー用紙を殆ど過積載じゃね?とばかりに満載してやって来る者、何を運んでいるか分からない者まで。
今からこの業界に足を踏み入れよう、クルマを探そうとされる方が見えたなら、一つだけアドバイスを。
「実戦で使うと軽トラ(特に中古)は結構壊れます」
スタータ・モーターからウインカー、ブレーキに至るまで、全ての箇所を乗用車より遥かに高い頻度で酷使する事になるので、当然といえば当然と言えます。
こんな所が?という所が結構壊れます。
詳しくは「天然ガス自動車(CNG車)のメンテナンス費用」の項をどうぞ。
現在の天然ガス自動車(バイフューエル)の私の車でさえも、振動がひどくなって、エンジンマウントを交換したのは記憶に新しい所。非力で重いとくればつい多めに回してしまうってのが人間ってもんで・・(汗)
現在の職場で周りの同業者で多いトラブルといえば、やはり「バッテリー上がり」ですね。短距離ばかりの小口配送なので、ある意味当然ともいえます。
この私ですら、5年目の現在に至るまでに3回、バッテリーを新品に交換しています(内1回はオルタネータのトラブルに依るもの)
それと何故かエンジンそのものをお釈迦にしてしまうケースが少なくありませせん。こちらは「オイル交換のしなさ過ぎ」が原因の様です。そしてタイヤ。溝が無くなったのを通り越してスチールのワイヤーが剥き出しになっているのに平気で乗ってる輩すらいます。
一人一人に聞いてる訳ではありませんが、同じクルマに乗って仕事している人より、何らかの理由で車を替えた人の方がずっと多い様な気がします。
俺は「運送のプロ」であって「整備のプロ」ではないと言われるかも知れませんが、それが軽貨物運送という仕事です。社員として働いてノルマや管理される事の煩わしさから開放される代わりに、最優先されるのは、穴を空けない事と、自分の身は自分で守る事、そして何より、誰かを危険に遭わす可能性を極力排除する事です。最近エンジンを掛けっぱなしで平気で車を離れて配達している輩をよく目にします。
最後に、現在はまだコロナによる「巣ごもり需要」が続いていますが、大手といえど「暇になったら平気で委託を切る」ので知れ渡った会社もありますので、仕事先はよく考えてから行動しましょう。
いよいよ東京五輪が開幕しましたが、この日の為に人生の全てを捧げてきたアスリートに罪はありません。とにかくここに至る迄に外野で色々有り過ぎです。無観客でも開催できて何よりと思います。何時の帰宅後と同じ様に、眠りにつくまでの短い時間の中で結果を流し見する位で終わると想いますが、まずは無事に終わってほしいと思います。
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