祝!天然ガス自動車(バイフューエル車)がやって来た
そして、2016年の10月、ハイゼット・バイフューエルの納車を、晴れて無事迎える事が出来ました。
ただちょっと残念だったのが、当初目標にしていた予想よりも納車が1ヶ月も遅れてしまった事。これは導入への着手そのものが遅れた事が理由で、更に言うとその原因は、前年度に苦しめられた自治体(県)の補助金交付要綱の公開が、前年に比べて丁度1ヶ月遅れた事に依ります。たったこれだけの理由で、元々廃車にする予定だった旧車を、1ヶ月だけ乗り継ぐ為に車検を通さねばならないというこれまた残念な事態になってしまいました。
もうひとつは、ディーラーを仲介して改造を発注しなければならなかった分、仲介手数料が発生した事。ただ、これは致し方ない所もあって、改造後の車両の「構造等変更検査」を人に任せられる事が出来たという事です。通勤も含めて週に80時間以上を宅配業務に拘束され、1日しか休めない私には、もうこれ以上お役所に出す書類をさばくキャパシティがありませんでしたから(苦笑)
この2つの想定外の出費で、補助金を差し引いた「持ち出し」の金額は、大きく膨れてしまい、ドライな面での費用対効果としては、必ずしも「有効!」とはいえなくなってしまっていました。
「何をムキになってるの?」と言われても仕方ない位の壁、壁、そして壁‥本当に長かった(笑)たった1台の軽トラックを買うのにこれだけ手間がかかる事なんてあるでしょうか?でもそれが報われた瞬間です。
最初にひと目見て何より嬉しかったのは、その最大積載量が「350kg」のままだったという事。メーカー車は250kgなので、それだけで気兼ねなくしっかり積めます(笑)
クルマを受け取った後、まず一番近いガス・ステーションに寄って、ガスと、ガソリンの両方を満タンに。さぁ、これで600km以上ノンストップで走れるぞ!(笑)そのまま高速道路に乗って運輸局に出向き、晴れて営業ナンバーに変更。
帰りは、まだ新車ですから(笑)、おニューのクルマの感触をじっくりと味わいたい為、一般道をゆっくりと走って帰ってきました。
乗ってみて最初に思ったのは、旧型に比べてより運転席が前方に移動している為、交差点などでトラックの様な「大回り感」が多少あること(トラックですから(笑))、フロントガラスが同じく比べて立つ感じですが、それでもスズキのエブリィの様に中速域以上でも空気抵抗を感じない、というのが個人的な感想です。
ただ、内装が少し良くなったのもプラスして、車重は旧CNG車の990kgより更に重くなって1,050kgと1トンを超え、「軽くない軽自動車」になりました。
車検証を開くと、エンジンの型式に「改」の文字が加わった事、燃料の欄は(全角3文字しか入れられない?)「その他」と記載されました。
あと、乗車定員がノーマルの4人から2人に変わった事です。
改めて思う事ですが、最近の自動車というのは、「ならし運転」なんて必要が殆ど無いので本当に優秀だと思います。特に営業車は、新車だろうが寒くてエンジンが冷え切っていようが、ひとたび荷物を積んだら、即「戦闘開始!」ですから。
走り込んでの感想はまた後ほど。
初代のハイゼットカーゴを所有しています。現在、タンク期限切で休眠中ですがエンジン部は支障ないです。ガソリンと違って同じ排気量でも耐久性が高まるのですがメーカーにとっては迷惑な長寿耐久性の燃焼システムです。
コメントありがとうございます。
初代というとS200Vでしょうか?だとしたら私が以前に乗ってたモデルですね。
私も前モデルは30万km超乗って、エンジンはまだ元気だったのですが、配送という業務下でボディがもうクタクタの状態でした。
タンク期限切れとの事ですが、最近はガス会社直営のスタンドに行くと、常連と分かっていても容器の有効期限を必ずチエックしますね。容器の交換はかなりの高額になりますので、二の足を踏まれるのも分かります。私はまだ10年ありますが。